説明
発酵させたシコクビエ(雑穀)を木製のジョッキに入れ、熱湯を注いで竹のストローで少しずつ吸い上げて飲む、チベット・ネパール系の人々が愛するシッキム州やダージリンの伝統的な熱いお酒。
【トンバ(ヒマラヤの熱い雑穀ビール)】を食べられるお店
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※後述の【レシピ】は、掲載店のレシピではなく、一般的な料理レシピです。
レシピ
材料
- 発酵シコクビエ(雑穀)
- 熱湯
作り方
- 【2人前・分量】発酵させたシコクビエ(ミレット)適量、熱湯たっぷり、トンバ専用の木製(または竹製)のジョッキ2個、先端が塞がれて側面に小さな穴が開いた専用の竹ストロー2本。
- 凍えるような寒さのダージリンやシッキムの夜、ローカルな食堂で、巨大な木製のジョッキ(この器自体をトンバと呼ぶ)が目の前に「ドンッ」と置かれる。
- ジョッキの中には、数週間かけてじっくりと発酵し、甘酸っぱい酒粕のような香りを放つ赤茶色の「シコクビエ(ミレット)」の粒が半分ほどまでギッシリと詰め込まれている。
- 店の人が、やかんで沸かしたアツアツの「熱湯」を、ジョッキの縁ギリギリまで並々と注ぎ込む。
- 蓋をして5分間、じっと待つ。この間に熱湯が発酵した雑穀のアルコールと旨味、酸味をジワジワと抽出していく。
- 5分後、先端に細かいスリット(穴)が開いており、穀物の粒を吸い込まないように工夫された「専用の竹ストロー」をジョッキの底までグサリと突き刺す。
- ストローから熱々の液体を「ズズーッ」と吸い上げると、日本酒の熱燗とマッコリを足して割ったような、甘酸っぱくて香ばしい、アルコール度数5%程度の優しい熱気を持った液体が喉を潤す。
- 液体を吸い尽くしたら、再び「熱湯」を足し、味がしなくなるまで何度もお湯をつぎ足して(一番茶、二番茶のように)何時間もチビチビと飲み続ける、ヒマラヤの夜を語り明かすための究極のホット・アルコール。
もっと知る スパイス・代替食材・豆知識など
日本のスーパーでの代替食材
マッコリを温める(発酵の酸味と甘みを持つ温かいお酒としての代用)
ペアリング
モモ(チベット風餃子)、トゥクパ、乾燥肉のスパイス炒め
豆知識
【ガチ勢向け】「世界でも珍しい熱湯を注いで飲むビール」。器の中で常に発酵が続いているため、お湯を注ぐたびに味が変化していく。チベットやリンブー族などの山岳民族にとって、極寒のヒマラヤを生き抜くための単なる酒以上の「暖をとるための生命線」。客人が来た際には、敬意の印としてこのトンバを振る舞うのが最高の礼儀とされる。
食べ方・マナー
【独自の飲み方】何度もお湯を足して味が薄くなってきたら、ジョッキの中に「少しの塩」と「バター(またはヤクのバター)」を落とし込み、強引にコクを足して飲み続ける!
アレルゲン
なし(雑穀使用)