説明
ココナッツ(ヤシ)の木の花芽から採取した樹液を自然発酵させた、南インド・ケララ州で愛される白濁した伝統酒。アルコール度数は低く、爽やかな酸味と酵母の香りが特徴。
【トディ(ヤシの樹液の微炭酸発酵酒)】を食べられるお店
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※後述の【レシピ】は、掲載店のレシピではなく、一般的な料理レシピです。
レシピ
材料
- トディ(ヤシの発酵酒)
作り方
- 【2人前・分量】フレッシュなトディ(ヤシの樹液の発酵酒)500ml、素焼きの器(またはグラス)2個、スパイシーな魚のフライ(カリームィーン・ポリチャトゥ等のペアリング用おつまみ)。
- 南インド・ケララ州のヤシの木が茂る水郷地帯。早朝に「トディ・タッパー(樹液を採取する職人)」が木に登り、ヤシの花芽を切って集めた甘い樹液(ニーラ)を用意する。
- この樹液は、ヤシの木に付着している天然の酵母の力により、数時間〜半日で急速に自然発酵し、白濁した微炭酸のお酒「トディ」へと魔法のように変化する。
- ケララ名物の「トディ・ショップ(現地のローカル居酒屋)」の素朴な木製テーブルの上で、素焼きの器(またはシンプルなグラス)を2つ並べる。
- プラスチックのピッチャー(またはひょうたんの器)から、シュワシュワと泡立つ新鮮なトディを並々と注ぎ入れる。
- 鼻を近づけると、日本の「どぶろく」や「マッコリ」に似た、発酵特有のヨーグルトのような酸っぱい匂いと、ヤシのほのかな甘い香りが混ざり合っている。
- 冷やさずに常温のまま(または少し冷やして)、「ゴクッ」と喉に流し込む。アルコール度数は4〜6%程度と軽く、口の中でパチパチと弾ける微炭酸と、パンチのある酸味が広がる。
- これに合わせるのは、ケララ特産の「魚のスパイス揚げ」や「牛肉の強火炒め(ビーフ・フライ)」。唐辛子と黒胡椒が効いた激辛料理の炎を、酸味のあるトディがサッパリと洗い流してくれる、南インドのタフな労働者たちの究極のオアシス。
もっと知る スパイス・代替食材・豆知識など
日本のスーパーでの代替食材
生マッコリや微炭酸のどぶろく(ヤシの風味はないが発酵の酸味の代用として)
ペアリング
スパイシーな魚のフライ、ケララビーフフライ、タピオカの茹で物(カッパ)
豆知識
【ガチ勢向け】「トディ」の命は鮮度。採取した直後はアルコールのない甘いジュース(ニーラ)だが、昼頃には発酵が進んで極上の酒になり、夕方には酸っぱくなりすぎてお酢に近づいてしまう。そのため、現地のトディ・ショップでは「昼間に飲む」のが最も美味しいとされる。ケララ州では酒類の販売規制が厳しいが、このトディだけは「伝統的な地酒」として特別な認可のもとで愛され続けている。
食べ方・マナー
【独自の飲み方】時間が経って酸っぱくなりすぎたトディに「少量の砂糖(またはヤシ糖)」と「青唐辛子」をかじりながら飲み、甘みと辛味で強制的に味のバランスをとる!