説明
「トンバ」が熱湯を注いで飲むのに対し、こちらは大麦や米を発酵させたものを水で割り、白濁した冷たい(または常温の)状態で飲む、ヒマラヤ一帯で愛される素朴な大衆酒。
【チャン(ヒマラヤの冷たい大麦ビール)】を食べられるお店
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※後述の【レシピ】は、掲載店のレシピではなく、一般的な料理レシピです。
レシピ
材料
- チャン(大麦または米の発酵酒)
作り方
- 【2人前・分量】チャン(大麦または米の発酵酒)500ml、大きな木製のボウル(または真鍮の器)1つ、ひしゃく(またはカップ)2個。
- ラダックやシッキム、ダージリンなどの山岳地帯の食堂で、前日から大麦(または米、雑穀)に酵母を混ぜて発酵させたドロドロの酒粕(ピー)を用意する。
- この強烈な酸味とアルコール香を放つ酒粕に、冷たい(または常温の)ヒマラヤの湧き水をたっぷりと注ぎ込み、手(または木の棒)でよく揉みほぐして液体に旨味とアルコールを抽出する。
- ざっくりとザルで濾し、大きな木製のボウル(または真鍮の器)になみなみと注ぐ。
- まるで日本の濁り酒(どぶろく)やマッコリのような、乳白色に濁った微炭酸の液体「チャン」の完成。
- 客は提供された大きなボウルから、小さなひしゃく(またはカップ)で直接すくい取って飲む。
- 一口飲むと、大麦の素朴な甘みと、ヨーグルトのような強烈な乳酸発酵の酸味、そして度数5〜7%ほどの心地よいアルコール感が喉を潤す。
- 付け合わせの「モモ(チベット餃子)」や、ヤクの乾燥肉のスパイス炒めをかじりながら、ヒマラヤの冷涼な空気の中で友人たちと回し飲みをする、山岳民族の絆を深める一杯。
もっと知る スパイス・代替食材・豆知識など
味の決め手スパイス
なし(発酵由来の酸味と香り)
日本のスーパーでの代替食材
マッコリや日本のどぶろく(大麦の風味は異なるが濁り酒の代用として)
ペアリング
モモ(チベット風餃子)、トゥクパ、乾燥肉のスパイス炒め
豆知識
【ガチ勢向け】「トンバ」がシコクビエ(雑穀)にお湯を注いでストローで吸うのに対し、「チャン」は大麦や米を水で割って濾した「冷製(常温)の濁り酒」。チベット仏教圏の文化において、お祭りや結婚式、客人をもてなす際のウェルカムドリンクとして絶対的な地位を持つ。アルコール度数はそれほど高くないが、発酵による豊富な栄養(アミノ酸など)が含まれており、厳しい高地を生きる人々の「飲む点滴」として機能している。
食べ方・マナー
【独自の飲み方】器の底に沈殿した濃厚な大麦の澱(デンプン質)をスプーンですくい取り、酒の肴(おつまみ)としてそのまま食べる!
アレルゲン
小麦(大麦使用時)