説明
新疆ウイグル自治区の朝食や宴会で愛される芸術的な点心。薄く引き伸ばした生地に「羊の脂(羊尾油)」をたっぷりと塗り、クルクルと巻き上げてから塔(パゴダ)の形にねじり、蒸籠で蒸し上げたもの。箸でつまむと、何十枚もの薄い層がフワフワとほどけていく。
【油塔子(ヨウターズ / ウイグル風・羊脂の層重なる蒸しパン)】を食べられるお店
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※後述の【レシピ】は、掲載店のレシピではなく、一般的な料理レシピです。
レシピ
材料
作り方
- 【本格的な作り方】
- (生地作り)小麦粉にぬるま湯と少量のイーストを加え、少し発酵させて柔らかい生地を作る。
- (脂の魔法)新鮮な「羊の尻尾の脂(羊尾油)」を熱して溶かし、塩、花椒パウダー(または黒胡椒)を混ぜて特製の風味油を作っておく。
- (成形の職人技)生地を麺棒で向こうが透けるほど極薄の巨大な四角形に引き伸ばす。
- 表面全体に、作っておいた羊の脂を隙間なくたっぷりと塗る。
- 生地の端からクルクルと細長く巻き上げ、長い筒状にする。
- これを10cmほどの長さにちぎり取る。
- ちぎった生地を両手で持ち、雑巾を絞るように「キュッ」とねじりながら立てて置き、上部が細い「塔(タワー)」の形に整える。
- 蒸籠に並べ、強火で約20分蒸し上げる。
- 羊の脂が熱で溶け出し、生地同士がくっつくのを防ぐため、美しい無数の層を持ったフワフワのパンになる。
もっと知る スパイス・代替食材・豆知識など
味の決め手スパイス
羊脂の強烈な甘い香りと、花椒の隠し味
日本のスーパーでの代替食材
(バターを塗って巻いた生地を蒸しパンにする)
ペアリング
丸子湯(羊肉団子スープ) / 新疆ミルクティー
豆知識
【豆知識】羊の尻尾の脂(羊尾油)は、ウイグル料理の旨味の要です。豚肉のラードが使えないイスラムの食文化において、パイのような層を作り出すために羊の脂と蒸し技術を組み合わせた、遊牧民の天才的な点心です。
食べ方・マナー
【独自の食べ方】塔の先端(上部)を指や箸でつまんで上に引き上げると、巻かれていた極薄の生地がパラパラと糸のようにほどけていきます。羊の脂が染み込んだフワフワの層を少しずつ食べ、熱いスープ(丸子湯など)に浸して食べるのが最高の贅沢です。
アレルゲン
小麦, 羊肉