説明
陝西省(西安など)に伝わる、中国のパンの「生きた化石」と呼ばれる伝統食。熱した川の小石(石子)の中にパン生地を埋め込み、石の遠赤外線効果でサクサクに焼き上げたもの。表面には石の形が凹凸(クレーター)として残り、独特の香ばしさがある。
【石子饃(シーズーモー / 陝西名物・焼き石で作るクレーターパン)】を食べられるお店
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※後述の【レシピ】は、掲載店のレシピではなく、一般的な料理レシピです。
レシピ
材料
作り方
- 【本格的な作り方】
- (石の準備)丸くて滑らかな「川の小石(黒い石が熱を保ちやすい)」を綺麗に洗い、少量の油をなじませておく。これを巨大な中華鍋に入れ、強火で石がチンチンに熱くなるまで加熱する。
- (生地作り)小麦粉に塩、卵、少量の油、そして「花椒の葉」やフェンネルパウダーを加えて捏ね、発酵させない硬めの生地を作る。
- 生地を麺棒で丸く平らな円盤状に伸ばす。
- 【石焼きの儀式】:熱した小石を鍋の半分に寄せ、空いたスペースの底に熱い石を平らに敷く。
- その熱い石の上に生地を乗せ、上からさらに熱い小石をドサッと被せて、生地を「石で完全にサンドイッチ(埋葬)」する。
- 石の強烈な遠赤外線熱で数分間焼き上げる。
- 石をどけると、表面に石の跡がボコボコとついた、黄金色で極限までサクサクに焼き上がった石子饃が姿を現す。
もっと知る スパイス・代替食材・豆知識など
味の決め手スパイス
小麦粉が石で焦げた純粋な香ばしさと、花椒のほのかな香り
日本のスーパーでの代替食材
(代用不可・石焼きの遠赤外線効果と凹凸はオーブンでは出せない)
ペアリング
羊肉スープ / 豆乳
豆知識
【豆知識】石器時代の「石板焼き」の技術を現代にそのまま残す、人類のパンの原型です。鉄の鍋やオーブンが発明される前から存在し、現在でも西安の屋台で石を熱しながら焼かれる風景は、シルクロードの生きた歴史そのものです。
食べ方・マナー
【独自の食べ方】非常に硬くサクサクしているため、手で割ってビスケットやクラッカーのように食べます。凹凸の部分の焦げ目が特に香ばしいです。保存性が高いため、昔は旅の携帯食として重宝されました。
アレルゲン
小麦, 卵, ごま