説明
新疆の草原に住むカザフ族やモンゴル族が、冬の保存食として作る伝統的な乾物チーズ(カード)。発酵させたミルクの水分を極限まで絞り、天日で石のように硬く乾燥させたもの。強烈な酸味と塩気があり、シルクロードの究極のサバイバル食。
【奶疙瘩(ナイゲダ / カザフ族の乾燥サワーチーズ)】を食べられるお店
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※後述の【レシピ】は、掲載店のレシピではなく、一般的な料理レシピです。
レシピ
材料
- 牛(または羊・馬)の生乳
- 塩(または砂糖)
作り方
- 【本格的な作り方】
- (発酵と分離)牛、羊、または馬の生乳を搾り、温かい場所に数日置いて自然発酵させ、酸っぱいヨーグルト(酸奶)にする。
- このヨーグルトを大鍋に入れ、弱火で加熱する。熱を加えることで、水分(乳清・ホエイ)と、タンパク質・脂肪分の塊(カード)に完全に分離する。
- (水切り)白い塊(カード)だけをすくい取り、清潔な布袋に入れる。
- 袋の上に重い石を乗せ、一晩かけて水分を極限まで絞り出す。
- (成形と乾燥)水気が抜けて粘土のようになった塊に、保存性を高めるための「塩」を混ぜ込む(※甘くするために砂糖を入れるバージョンもある)。
- 手で一口大の丸いボール状、または四角形にちぎって形を整える。
- これを風通しの良い屋根の上や網の上に乗せ、新疆の強烈な太陽と乾燥した風で数週間、カチカチの石のようになるまで天日干しにして完成。
もっと知る スパイス・代替食材・豆知識など
味の決め手スパイス
乳酸発酵の強烈な酸味と、保存用の強い塩気
日本のスーパーでの代替食材
(日本の硬いハードチーズや、塩気の強いパルミジャーノで代用)
ペアリング
ミルクティー(浸して食べる) / 水(喉の渇きを潤す)
豆知識
【豆知識】「疙瘩(ゲダ)」とは、小さな塊という意味。ビタミン、カルシウム、タンパク質が凝縮されており、何ヶ月も腐らないため、遊牧民が馬に乗って移動する際のポケットに常に入っている「命のサプリメント」です。
食べ方・マナー
【独自の食べ方】そのまま噛もうとすると歯が折れるほど硬いため、口の中で飴のように舐めながら少しずつ溶かして食べます。強烈な酸味が唾液の分泌を促すため、砂漠での喉の渇きを癒します。熱いミルクティーに入れて柔らかくしてから食べるのが定番です。
アレルゲン
乳製品