説明
日本の中華料理における絶対的デザート。しかし、日本の市販品の多くは「牛乳プリンにアーモンドエッセンスで香りをつけただけの偽物」である。本場・北京の伝統的な杏仁豆腐は、漢方薬である「杏仁(アンズの種の中の仁)」を一晩水に浸し、石臼ですり潰して絞った「純粋な杏仁ミルク」を寒天で固めた、喉に良い究極の薬膳スイーツ。
【伝統杏仁豆腐(チュアントンシンレンドウフ / 北京風・本来の薬膳アーモンドゼリー)】を食べられるお店
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※後述の【レシピ】は、掲載店のレシピではなく、一般的な料理レシピです。
レシピ
材料
- 南杏仁(甘いアンズの種)
- 北杏仁(苦いアンズの種)
- 氷砂糖
- 寒天(またはゼラチン)
- クコの実
- 金木犀のシロップ(桂花醤)
作り方
- 【本格的な作り方と日中の違い】
- (本物の杏仁の準備)日本のアーモンドパウダーやエッセンスは絶対に使わない。漢方薬局で売られている、甘い香りの「南杏仁(ナンキョウニン)」と、少し苦味と強い薬効のある「北杏仁(ホッキョウニン)」を黄金比(約8:2)でブレンドする。
- これを水に一晩浸してふやかし、薄皮を綺麗に剥く。
- (杏仁ミルクの抽出:これが全て)ミキサー(昔は石臼)に杏仁と水を入れ、ドロドロになるまで粉砕する。
- これを清潔な布(ガーゼ)で包み、ギューッと力強く絞って、真っ白で強烈な香りを持つ「純度100%の杏仁ミルク」を抽出する。
- (固める)鍋に杏仁ミルク、水、氷砂糖を入れて火にかけ、粉寒天(またはゼラチン)を溶かす。※牛乳は入れないのが伝統的な宮廷スタイル。
- 型に流し込み、冷蔵庫で冷やし固める。
- (シロップと盛り付け)ひし形に美しく切り分け、氷砂糖と金木犀(桂花)を煮詰めた透明なシロップ(糖水)を注ぎ、クコの実を乗せて完成。
もっと知る スパイス・代替食材・豆知識など
味の決め手スパイス
アンズの種(杏仁)の強烈な高貴な香りと、氷砂糖のすっきりした甘み
日本のスーパーでの代替食材
(日本の杏仁霜パウダーと牛乳、粉寒天を使って代用可能)
ペアリング
烏龍茶 / 北京ダックなどの重い肉料理の後に
豆知識
【豆知識】「杏仁(シンレン)」とはアンズの種のこと。三国志の時代に名医である董奉(とうほう)が、人々の病気を治す代わりにアンズの木を植えさせ、その種で咳止めの薬(スイーツ)を作ったのが起源という伝説があります。「清熱潤肺(熱を冷まし肺を潤す)」という究極の医食同源スイーツです。
食べ方・マナー
【独自の食べ方】日本のネットリとした牛乳プリンとは異なり、寒天で固めた本物は「ツルッ、サクッ」とした歯切れの良さがあります。シロップと一緒にレンゲですくって飲むように食べると、杏仁の「高貴な香気」が鼻腔を突き抜け、脂っこい中華料理を食べた後の胃腸と喉を完全に浄化してくれます。
アレルゲン
乳製品, ゼラチン(または寒天)