説明
中国では水餃子が主流だが、東北地方(特に遼寧省や老辺餃子舘などの老舗)では、この芸術的な「焼き餃子」が名物。餃子の周りに、小麦粉水で作った雪の結晶(氷の花)のように薄く美しい、サクサクの「巨大な円形の羽根(冰花)」をつけるのが最大の特徴。日本の大田区蒲田の羽根つき餃子のルーツとも言われる。
【冰花煎餃(ビンホアジエンジャオ / 遼寧名物・氷花の羽根つき焼き餃子)】を食べられるお店
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※後述の【レシピ】は、掲載店のレシピではなく、一般的な料理レシピです。
レシピ
材料
作り方
- 【本格的な作り方と日中の違い】
- (餡と皮の準備)豚ひき肉に、ネギ生姜水、醤油、ごま油、そして東北地方特有の「酸菜(発酵白菜)」やニラをたっぷりと練り込む。強力粉に熱湯を加えたモチモチの生地(湯麺)で、餡を大きめに包む。
- (焼きの準備)平底のフライパン(または専用の鉄板)に油を熱し、餃子を円を描くように美しく並べる。中火で底に軽く焼き目をつける。
- 【氷花の魔法(麺水)】:ここが普通の餃子との違い。小麦粉(またはコーンスターチ)と水、そして「少量の油(またはお酢)」を完璧な黄金比で混ぜた「麺水(ミェンシュイ)」を作る。
- フライパンに麺水を一気に流し込み、ピタリと蓋をして中火で蒸し焼きにする。
- 水分が完全に蒸発すると、溶けていた小麦粉のデンプンが油と結びつき、フライパンの底全体に「雪の結晶(レース状)」のような極薄の美しい羽根(氷花)が形成される。
- 羽根が黄金色になり、フライパンからカサカサと剥がれたら、平らなお皿を被せてフライパンをひっくり返す。
- 円形の美しい氷花を上にして提供する。
もっと知る スパイス・代替食材・豆知識など
味の決め手スパイス
豚の脂の旨味と、焦げた小麦粉(羽根)の純粋な香ばしさ
日本のスーパーでの代替食材
(日本の餃子を焼く際、小麦粉・片栗粉・水を混ぜて羽根を作る)
ペアリング
黒酢(鎮江香酢)と千切り生姜 / ビール
豆知識
【豆知識】中国全土では「餃子=茹でる(水餃子)」が基本であり、焼き餃子(煎餃)は残った水餃子を翌日美味しく食べるためのアレンジでした。しかし東北地方では点心職人が技術を極め、この「氷花」という見た目にも美しい独立した芸術料理へと昇華させました。
食べ方・マナー
【独自の食べ方】大きなお皿に乗った円形の「氷花」を、箸でバリバリと崩しながら食べます。極薄の羽根はポテトチップスのように「サクッ、ホロッ」と崩れ、モチモチの皮、そして中から溢れる豚肉の熱い肉汁(スープ)との3つの食感のコントラストが口の中で完璧なハーモニーを生み出します。
アレルゲン
小麦, 豚肉, 大豆, 小麦(醤油), ごま