説明
中国東北地方の冬の最大のイベント「豚の解体(殺猪)」の際に、村人総出で食べる豪快すぎる郷土鍋。豚の骨で取った濃厚なスープに、自家製の「酸菜(強烈に酸っぱい発酵白菜)」、豚バラ肉、そして「血腸(豚の血を詰めた真っ黒なソーセージ)」をブチ込んで煮込んだ、酸味と野性味が爆発する料理。
【殺猪菜(シャージューツァイ / 東北風・豚の血と発酵白菜の田舎鍋)】を食べられるお店
調査中
この料理を提供するお店を調査中です。
このサイトでは、辞典情報だけでなく「購入・提供できるお店」もわかるように情報を整備しています。
※後述の【レシピ】は、掲載店のレシピではなく、一般的な料理レシピです。
レシピ
材料
作り方
- 【本格的な作り方】
- (スープと肉の準備)豚の背骨や大腿骨を大鍋で何時間も煮込み、濃厚な白濁スープを取る。同時に、豚の三枚肉(バラ肉)の塊をこのスープで茹で、薄切りにしておく。
- (酸菜の準備:これが命)東北の各家庭で秋に大量に仕込まれる「酸菜(白菜を塩漬けにして乳酸発酵させたもの)」を千切りにし、水気を絞る。これを豚の脂(ラード)で炒め、強烈な酸味と旨味を引き出す。
- (鍋の構築)巨大な鉄鍋に、炒めた酸菜を敷き、薄切りにした豚バラ肉、戻した太い春雨を入れる。
- 豚骨スープをなみなみと注ぎ、八角、生姜、ネギを入れてグツグツと煮込む。酸菜から酸味が溶け出し、スープが極上の味に変わる。
- 【血腸(シエチャン)の投入】:新鮮な豚の血に塩とスパイスを混ぜ、豚の腸に詰めて茹でた真っ黒なソーセージ(血腸)を斜め切りにする。
- 火を止める直前に、この「血腸」を鍋に投入し、サッと温める(煮込みすぎるとパサパサになるため注意)。
- ニンニク醤油やニラの花のペーストをつけて食べる。
もっと知る スパイス・代替食材・豆知識など
味の決め手スパイス
酸菜の強烈な乳酸発酵の酸味と、豚の脂のコク
日本のスーパーでの代替食材
(日本の白菜の漬物と豚バラ肉で「白菜鍋」として代用)
ペアリング
白酒(バイジュウ) / 生ニンニク(かじりながら)
豆知識
【豆知識】「殺猪(シャージュー)」とは豚を屠殺すること。極寒の東北で、豚一頭の肉から血、内臓に至るまで一切無駄にせず、全てを保存食や鍋にして冬を生き抜くという、農民たちの逞しい生命力と知恵の結晶です。
食べ方・マナー
【独自の食べ方】鍋から熱々の豚バラ肉や血腸を取り出し、小皿に用意した「すりおろしニンニクと醤油」のタレにドップリとつけてかぶりつきます。血のソーセージはレバーのようなネットリした食感があります。スープは驚くほど酸っぱく、豚の脂の重さを完全に打ち消してくれます。
アレルゲン
豚肉(血を含む), 大豆, 小麦(醤油)